本欅 杵 餅つき 大人用 子供用 大 特大 こども 幼児 もちつき 杵臼
商品コード: umezawa:10000185
杵の材質の本道は、柄は樫、頭部は本欅です昔から、杵の柄は樫、頭は本欅。これが当然でした。「適材適所」人材を用いる際に知られたこの言葉の本来の意味は、材の特徴を見極め、適した木材を適した場所に使うという事です。 杵の場合であれば、柄の部分は硬くて衝撃に粘り強い樫を使います。頭の部分に耐水性があり硬く、研磨することにより滑らかに仕上がり餅が付きにくい本欅を使います。 ところが、近年ECサイトで販売されている杵は材質の部分が「天然木」と表記され、画像を見る限り柔らかい桧などの針葉樹を使っていたり、はたまた水に弱い海外産のゴムの木を使っていたりと、私どもから見ていて、「この様な材木で作って餅つき中に頭が抜けたりする事故が起きないのだろうか?」と疑問に感じる製品が多いです。 樹齢100年以上の本欅を10年寝かせてから使用します。樹齢100年以上の本欅を製材した状態で10年間寝かせてじっくり天然乾燥させてから使用します。そうすることによって、割れにくく水に強い、耐久性と耐水性に優れた杵づくりができます。杵や臼は丸太をそのまま使用しますので、どうしてもひび割れしやすいのですが、少しでもひび割れを抑える為、乾燥状態の管理に細心の注意を払っております。乾燥状態をチェックする為には、含水計と呼ばれる機械を使用しますが、近年この機器の技術革新が進み、丸太の芯の含水率まで測定できる「マイクロ波式」と呼ばれるタイプを数年前より導入致しました。従来の「高周波式」は木材の表面より20mmくらいの部分までしか含水率を測定できませんでしたが、「マイクロ波式」の導入により、木材の隅々まで100%計測できる様になりました。これにより、芯まで完全に、乾燥の基準値を満たした木材のみを選別した上で製造できる様になり、ひび割れする率が従来より大幅にダウンしています。 創業以来変らぬ伝統の製造方法と、最新の技術を織り交ぜて製造しています。 研磨して木肌をなめらかに仕上げています最終の研磨加工を行うことによって、欅の木肌を滑らかに仕上げています。こうすることによって、餅が杵にくっつきにくくなり、スピーディーな餅つきが行えます。お手入れについて(1)打ち所が悪いと破損・ひび割れの原因となります。 お餅の無い部分(臼の縁など)・お餅の少ない部分を打ったり(空打ち)、力の限りに杵を振り回したりすると、衝撃が加わり頭部及び柄に亀裂が入ったり、破損する事があります。お餅の中心部分に、杵の重みでそのまま落とす様な感覚でついて下さい。餅つきは金槌で釘を打つ様に、力の限りに行うものではありません。杵は振りかぶって叩いて使うのではなく、持ち上げて自然落下させる様に使用します。 (2)ひび割れした場合 柄の部分、頭部の柄の通り穴に亀裂が走った場合には、使用を中止して下さい。 頭部が外れ、思わぬ事故に繋がる恐れがあります。 それ以外の、小さなひび割れ程度であれば使用前に一昼夜ひび割れ部分を水に浸けておけば、木が膨張し、ひびが埋まります。 (3)保存時の注意 使用後は、タワシなどできれいに水洗いして下さい。水洗い後、水分はタオルなどで十分に拭きとって下さい。乾燥は、直射日光を避け、風通しの良い日陰で行って下さい。ある程度乾燥すれば、新聞紙などで包み、直射日光を避けて保管して下さい。 保管についてですが、カビとひび割れのジレンマがあります。湿度の多い場所で保管すると、過乾燥が起こらず、保管時のひび割れを予防できます。が、湿度の多い場所で保管すると、必ずカビが発生します。逆にカビを完全に予防する為に、乾燥した場所で保管すると、月日が経過するうちに木の乾燥が進み、ひび割れに繋がります。