宜興紫砂壺・笑桜(唐秀萍・濃茶) 200ml 茶壺・急須
商品コード: tian-xiang:10001126
●商品説明 配送 ゆうびん不可 容量 200ml サイズ 手〜口142mm×径92×高83mm 重量 壺142g、蓋39g 材質 原鉱紫砂 製造地 中国江蘇省宜興市笑桜(唐秀萍・濃茶) xiao ying / しょうおう 壺嘴と手のバランスが良く 柔らかさと 端正さを合わせもつ 紫砂の茶壺です 宜興の紫砂壺 中国茶器の代表格、紫砂の陶器は江蘇省の宜興市で産する紫砂泥と総称される土を使った陶磁器です。厳密にはせっ(火へんに石)器という高温で焼き締めた吸水性のほとんどない陶器と磁器の中間的な焼き物です。英語ではストーンウェアと呼ばれます。 釉薬をかけていないため表面に茶の成分を吸着し茶の味を高めるとともに、経年により趣のある変化をするとして人気があり、また保温性が高いため主に烏龍茶・プーアル茶を淹れるのに使われます。中国では急須のことを茶壺といいますが、特に紫砂壺(しさこ・ずぅしゃふぅ)の制作においては明の時代から主に自然物をモチーフにした非常に複雑なものまで様々な造形が生み出され、高い芸術性を評価されています。 唐秀萍作・笑桜壺 笑桜壺は古代においては小英壺と呼ばれていたといいます。カタカナで書くといずれもシャオインフウとなり、中国語でも似たような発音です。最も有名な紫砂作家のひとり、顧景舟(1915-1996)が弟子らに頼まれて定まりきらない小英壺の形状を改善し、以後受け継がれていく堂々たる形にしたのだそうです。笑桜という名前にはいくつか説があるのですが、おおむね日本と関係があったもののようです。1966年頃、日本との国交正常化に向けて取り組んでいた周恩来が日本の首相への贈り物として小英壺を選びましたが、小英壺という名がダサイということで顧景舟らが相談し、側面から見ると女性が笑っているような喜ばしい雰囲気に満ちていることから笑の字を、また日本のイメージとして知られる桜の字を使って笑桜壺とした。あるいは「嬰寧一笑千愁解」赤ちゃんが笑うとどんな悩みもなくなってしまう、という故事に含まれる和、協力、吉祥というイメージが国交回復にふさわしいということで名づけられたともいいます。赤ちゃんのことを嬰児といいますが、嬰という字に木へんをつけると中国語の桜の字になります。 顧景舟の笑桜壺は胴の部分がもう少し大きく堂々としたたたずまいですが、こちらは笑桜壺の端正な姿は残しつつ、女性作家の手によるものらしく胴の部分が小ぶりでよりやわらかい雰囲気に仕上がっています。茶漉し部分は9孔。作者は唐秀萍さん。1980年宜興市に生まれ、24歳から父母について紫砂壺制作を開始。伝統的な形の壺を中心にごくごく真面目に壺作りに取り組んでいます。 ※手作りのため容量や形など多少の誤差があります。 ※紫砂壺の容量記載について紫砂壺以外の器は、形によるものの満水の7〜8割程度が適量ですが、紫砂壺は湯をいっぱいに注いだ後、蓋をして茶をあふれさせるのが基本の使い方です。そのため、あふれた後、蓋を取って残った量を容量として記載しています。 中国茶をあまり知らない方のため、当店で商品をお買い上げの方すべてに中国式のお茶の淹れ方や茶器を紹介したリーフレットを同封しています。はじめての方や贈り物にされる方もご安心ください。 容 量 200ml サイズ 手〜口142mm×径92×高83mm 重 量 壺142g、蓋39g 製造地 中国江蘇省宜興市