大師請来五鈷杵 純銀製
商品コード: j-reimei:10000027
◆ 国宝・金銅密教法具(東寺蔵)写し ◆ 材質:純銀(SV925)ロジウム加工 ◆ 全長:約12cm ◆ 重量:約95g五鈷杵(ごこしょ)は代表的な密教法具で、真言宗で特に重んぜられています。 その功徳について弘法大師空海は、806年10月22日に朝廷に提出した『御請来目録』の中で「限りない幸福と利益をもたらし、魔軍を催滅する」と絶賛しています。 経典『蘇悉地経』や『蘇婆呼童子経』は密教法具の力として、「障難ことごとく去る」「大貴自在に成就」「諸欲成就」と明記しています。これは、あらゆる願いを叶え、災厄を払い、仕事を成功させる、という意味です。 モデルとなったのは、国宝・金銅密教法具(東寺蔵)。空海が806年に唐から持ち帰り、歴史に残る数々の祈祷で使用した密教法具です。そして834年12月、空海は毎年正月に宮中において鎮護国家の祈祷を行いたいと上奏し、835年1月8日から14日まで初の後七日御修法が行われました。空海は国宝・金銅密教法具を手に最後の気力をふりしぼって国家安泰を祈り、3ヵ月後、多くの弟子に見守られながら入定しました。それから1200年近く経った本年も、1月8日から14日まで京都・東寺において後七日御修法が行われました。そのとき導師が手にする五鈷杵こそ、あの国宝・金銅密教法具です。12世紀の時を超えて受け継がれているのです。 その伝説の五鈷杵を、修法に使えて、手にしっくりくる中型サイズで再現した作品です。材質は、鋳造に高度な技術が求められる純銀(SV925)。日本の一流職人が、古来の鋳造による製法にこだわり、時間をかけて丹念に作り上げました。圧倒的な存在感のある、素晴らしい作品に仕上がっています。 表面はロジウム(プラチナの一種)でコーティングしており、プラチナ色のまばゆい輝きを放っています。 空海の生涯とともにあった国宝・五鈷杵の写しは、生涯の宝となることでしょう。