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埒孝美作「純銀製 金剛鈴」 純銀製24金鍍金 五鈷鈴

58,000税込
商品コード: j-reimei:10000012
◆ 空海所持 国宝・金銅密教法具写し ◆ 埒孝美作 ◆ 純銀(SV925)製 24金鍍金 ◆ 高さ:二寸半(約76mm) ★ 奇跡を起こす密教法具 今を去ること一千二百年前の806年(大同元年)、弘法大師空海は留学先の唐から数多くの宝物を持ち帰りました。その中で生涯もっとも愛用したのが金剛鈴(こんごうれい)と五鈷杵のセットです。強力な法力で知られた空海は、このセットを使って数々の奇跡を起こしました。 816年(弘仁7年)、嵯峨天皇の病気平癒祈祷を行ったときのことです。祈祷のあと密教法具で加持した神水を嵯峨天皇がお飲みになると、重病はアッという間に全快しました。この奇跡で空海の名声は益々高まります。 821年(弘仁12年)、讃岐国の国司から朝廷に「空海様に満濃池の修築をお願いしたい」という訴えが出されました。満濃池は3年前に決壊したあと修築工事が進まず民衆は困り果てていたのです。さっそく空海は讃岐に入ると工事を指揮するかたわら護摩壇を設け、この金剛鈴と五鈷杵を手に必死で祈祷しました。そうしたところ数年費やしても完成しなかった工事がたったの3ヶ月で奇跡的に完了してしまったのです。現在でも満濃池は日本最大のため池であり、讃岐平野を潤しています。 824年(天長元年)、畿内は大干ばつに見舞われていました。事態を憂慮された淳和天皇は東寺の空海と西寺の守敏に請雨法修法を命ぜられ、神泉苑(現在の京都・二条城の南)で二人の対決が始まりました。最初に祈祷したのは守敏で、必死に祈った結果17日目にわずかに雨が降っただけでした。次は空海の番です。守敏の妨害を阻止したあとこの金剛鈴と五鈷杵を手に祈祷をはじめると、たちまち黒雲がわきおこり三日三晩大雨が降り続いたと伝えられています。密教法具を使った空海が勝ったのです。 ★ 真言宗最高の儀式 空海834年(承和元年)12月、空海は毎年正月に宮中において鎮護国家の祈祷を行いたいと上奏しました。寿命がつきようとしていた彼にとって生涯最後の大事業です。朝廷はさっそく勅許を出し、835年(承和2年)1月8日から14日まで初の後七日御修法(ごしちにちみしほ)が行われました。空海は金剛鈴と五鈷杵を手に最後の気力をふりしぼって国家安泰を祈り、3ヵ月後、多くの弟子に見守られながら入定しました。 後七日御修法はその後も連綿と続いています。空海が祈祷した第一回目から1180年以上経過した本年も、1月8日から14日まで京都・東寺において真言宗全体から選ばれた高僧によって執り行われました。そのとき導師が手にする金剛鈴と五鈷杵こそ、空海に数々の奇跡を起こさせたあの国宝・金銅密教法具なのです。12世紀の時を超えて厳重に受け継がれているのです。 ★ 金剛鈴の力 金剛鈴は密教以外でも使われる法具で、その美しい音色は諸尊を驚覚し歓喜せしめ、眠れる仏心を呼び覚ますといわれています。金剛鈴の悪事災難を除く力、思念を現実化させる力は、蘇悉地経、蘇婆呼童子経などの経典に明記されています。 経典に記されたパワーを現代的な表現に直すと、以下のようになります。 ★ 金運を呼ぶ ★ 災厄から身を護る ★ 異性を惹きつける力を得る ★ あらゆる願いを叶える ★ ライバルを打ち倒す ★ 大いなる夢を実現させる ★ 財産を得る 等々 空海は806年(大同元年)10月22日付で朝廷に提出した『御請来目録』の中で密教法具の力について「限りない幸福と利益をもたらし、魔軍を催滅する※」と明記しています。これは国宝・金銅密教法具について報告した部分のすぐ後であり、この金剛鈴を念頭に書いたことは間違いありません。 ※「受持頂戴福利無極外催滅魔軍内以調伏煩悩」 空海(806年10月22日)『御請来目録』 ★ 名匠の力作 純銀製金剛鈴は、原型師として名高い埒孝美師が国宝・金銅密教法具を優美に再現した作品です。 材質は純銀(SV925)。これは蘇婆呼童子経に「富貴を求めば、純ら銀で作れ」と、銀製密教法具が富をもたらすことが明記されているからです。また銀には「魔除けの力」があると古来いわれてきましたが、1929年に銀イオンの殺菌効果をG.クラウスが発見しています。弊社では最大の効果が発揮されるよう、あえて加工が困難が銀を使用しています。 金剛鈴はかつて空海に奇跡を起こさせたように、思念を現実化させる強烈な力を発揮することでしょう。そして持つ人を悪事災難から守るとされます。悠久の歴史を秘めた金剛鈴をぜひこの機会にどうぞ。
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